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奥秩父主脈縦走 2泊3日-Day3 雁坂小屋~雲取山~鴨沢下山

 こんにちは。長野と山梨の県境にある瑞牆山荘から奥多摩 雲取山から60キロオーバーの大縦走を行いました。
所要日数は二泊三日。最後の日はかなり無理をしたので、本来的には三泊四日の日程になると思います。
こちらの記事では、雁坂小屋~雲取山そして奥多摩湖方面に下山したところを記事にしています。


3日目の総行動距離は、30キロオーバー。登山時間も午前4時30分から午後19時30分と日の出前から行動し、夜間も歩き続けました。身も心もズタボロ。非常に疲れました。

【1日目】

【2日目】

雁坂小屋から~将監峠まで

雁坂小屋で熟睡し、午前4時に目を覚ましました。避難小屋的な感じで一人でつかっており、当然人の気配はなし。前日より3日目は無謀な距離になることを認識していたため、急いで出発の準備。

荷物をまとめて、午前4時20分に出発。外は真っ暗。ヘッドライトの明かりのみが頼り。そんな中、最初に見つけたのは絶望的な雲取山への距離表記27キロ。めっちゃ遠い。


瑞牆山荘から雁坂小屋までが約25キロだから、一昨日・昨日で歩いて距離を1日で歩くことになる絶望的である。それでも瑞牆山荘から歩きやっと雲取山表記の看板が見えれてうれしかった。


雲取山の分岐

実際、この時までは無理だったら途中でエスケープと呼べるか微妙であるが、三条の湯方面に抜けることも考えていた。また雲取山までさえ行ければ、避難小屋があるのが救いとなる。そのくらいの気持ちでスタート。

暗い中山道を進む。雁坂小屋の次は水晶山である。ふみ後はしっかりしており、ヘッドライトさえあれば迷うこともなく、また道もしっかりしているので特に危険を感じない。


ほぼ日中と同じ速度で登る。出発して40分ほどで水晶山へ到着。あたりはまだ暗かった。

水晶山

ここはスタートにすぎず先に進む。進むと雁峠にでて、笠取山になる。雁峠に出る手前にはあたりは明るくなり、ヘッドライトも不要。朝日が美しい。

朝日


しかし、一つ問題が発生。水晶山~雁峠の間は、ひざ下くらいの笹がびっしり生えている。
朝露で葉が濡れており、水滴が靴につき、ゴアッテクスを透過して足が濡れてしまっていた。
かなり不快である。しかし、靴を乾かす余裕はない。進むことにした。

雁峠への下り



雁峠に到着。雁峠はやや開けているが、景色はイマイチ。

雁峠

雁峠から10分ほどで、多摩川・荒川・富士川の分水嶺に到着。この地点を軸にどの方向で降った雨かでどの川に流れるか決まる水にとってはとても重要なポイント。

奥多摩、富士川、荒川の分水嶺

これをすぎると笠取山を登るか、まいて水場に行くかで道が分かれる。出発してから二時間程度経過し、水がつきそうだったので、迷うことなく巻き道を選択。


巻き道をしばらく歩くと多摩川最初の一滴があるところに出る分岐が登場。
どうもここが水場のようなので、分岐から多摩川最初の一滴方面に向かう。30メートルくらいくだると川があり、そこで水を救い上げる。
多摩川の源水ということもあり、かなり綺麗で、おいしい水でした。
しかし、今年はキシャヤスデのあたりだしらしく、ヤスデがうじゃうじゃしていました。

多摩川の源流
多摩川の最初の水

水を補給したら、次のポイントとなる唐松尾山へ向けて出発。
笠取山からは標高を約200メートル上げることになりますが、ゆっくりと標高を上げるため、そんなにつらくないです。
ほぼ尾根歩きみたな感じです。笠取山から2時間かからずに唐松尾山へ到着。
樹木の中で眺望はないです。いても仕方ないので、先へ出発。

唐松尾山への尾根
唐松尾山への尾根

唐松尾山から将監峠までは、ひたすら下る。1時間くらいで将監峠に到着しました。
なんというか将監峠までは、普通の下山道を平すら下る感じであまり楽しい道ではありません。結構苦痛な1時間でした。
しかし、到着した将監峠は広々として、とてもよかったです。

将監峠
将監峠

将監峠~雲取山まで

この将監峠から雲取山まで目指します。
将監峠から雲取山まではコースタイムで6時間。間に営業小屋はなし。エスケープらしいエスケープもないルートです。進むか逃げるか迷いましたが、進むことに。

将監峠からは、まず飛龍山を目指します。
飛龍山までの途中にいくつか山はありますが、一般登山道という点ではすべて巻いてゆくことになります。

平坦な巻き道を歩く
巻き道を歩き続ける

巻き道をひたすらあるきます。めっちゃ歩きやすいです。かわりに代わり映えのないコースを延々と歩くことになります。これはこれでつらい。心を無にして歩きます。
途中開けたところにでてから、飛龍山向けに上りかえしにはいります。登り返しは結構きつく、長くしんどかったです。もはや雲取山目指すのが義務であり、苦痛感がましてきた・・・。

飛龍山を望む
飛龍山を望む

飛龍山山頂手前です。ここを登れば飛龍山。登らないことも選択可能。私はもちろん登りませんでした。

飛龍山直下
飛龍山山頂直下

飛龍山から雲取山までもコースタイムで3時間あります。つらい。遠いぞ。そして、このコースが奥秩父主脈縦走で一番つらい箇所でした。

飛龍山と雲取山の間は、基本的に巻き道なのですが、笹が多い。それも谷側と山側の両方から生えている。山側はまだしも、谷川に生えているのは、足元を隠し、道が崩れている箇所すら隠しています。


結果、3回くらい谷川の何もない崩落した箇所に足を踏み込み転倒しました。笹の間は歩いてたら突然ズボッって足を踏み外します。普通に怖いです。

さらに写真用のような橋が非常に多い。雨がありのせいかツルツル滑りました。これはこれで怖かった。橋のしたは10メートルくらいの崖になっている箇所が多いかった印象。

滑る木の橋
滑る橋

途中の狼平あたりになると笹がきれいに刈り取られ、苦も無くあるけました。本当にありがたい。たぶん三条湯の人が刈ってるのかな?芝刈り機がおいてありました。本当にありがたい。

狼平周辺
狼平周辺

狼平を超えてしばらく歩くと三条ダルミに到着。250メートルほど登り返せば雲取山です。東京都に到着となります。
雲取山への直登も結構きつい。きつい。250メートルをいっきにぐっと登ります。最後の力を振り絞って登りきる。

雲取山到着。ついに東京都到着。山梨と長野の県境から長かった。つらかった。到着は16時丁度。行動はじめて12時間です。

雲取山山頂

雲取山からの下山

16時を考えると雲取山避難小屋に泊まるのが無難な時間です。しかし、お風呂に入りたい。濡れた靴に明日足を突っ込みたくない一心で下山を決意。
雲取山には一度きており、危険個所はない記憶があり、鴨沢方面へ下山の決意。

ここからは写真が全然ありません。暗くなる前にどこまで下山できるかがポイントです。結果、17時45分ごろ。七ツ石小屋との分岐を過ぎてからほぼ暗くなりました。

暗い中をヘッドライトの明かりを頼りに歩きます。なかなか楽しいです。誰か一人くらいすれ違うの期待したが、だれにも合わなかった・・・。
途中、ヘッドライトに反射した鹿の目に驚き転びかけました。思い返せば3日間の奥秩父縦走で唯一あった動物がこの鹿。

19時15分ごろに鴨沢手前の駐車場に到着。
鴨沢にバスがないのはわかっていないので、奥多摩駅へ行く方法を考えます。
結果、鴨沢から10分ほど歩いた箇所に留浦というバス停があり、終バスが20時であると判明。ダッシュです。ギリギリで怖いので走りました。
なんとか19時45分ごろに留浦バス停に到着。

留浦バス停

二泊三日の大縦走を終えた余韻に浸りながら三ツ矢サイダーを飲みながら20時のバスを待ちました。バスは定刻に出発し、乗客はスタートから奥多摩駅まで私一人。40分ほどで奥多摩駅に到着し、目出度く帰宅可能となりました。


Moutain-times

30代会社員登山家。2015年より登山をはじめ、登山歴5年。 神奈川県出身との縁で丹沢を中心に登山する。 年に数回は長野、山梨へ遠征登山を行う。 2020年は剣岳、五竜岳登山が目標。

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