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【登山マンガ】「山を渡る」 空木 哲夫 のススメ

 登山ブームということもあり、登山漫画がたくさん刊行されています。そんな中で最近の私の一押しは、「山を渡る」ですまだ2巻までしか発売されてませんが、作者が相当な登山好きと思われ、リアルな登山描写があり、登山の魅力が詰まってます。そんな「山を渡る」の感想含めてご紹介します。


「山を渡る」とは?

「山を渡る」は、HARTAで連作されている登山マンガです。2020年1月現在はコミックスが2巻まで発売されています。

 話は、小田急線沿線にある三多摩大学の登山部の活躍です。新入生が入らないと廃部になる登山部に登山初心者の女子新入生3人が(騙されて)入部し、先輩の指導のもと登山を始めるというものです。

 1巻と2巻では、登山に必要な三種神器(登山用具)を集めながら、高尾山・大山・塔ノ岳などを登っています。これからの登山レベルのアップ具合が期待されます。

こんな人におすすめ

  • 北アルプスや海外などレベルの高い山では、夢のまた夢すぎて共感できない。 地に足のついた登山マンガを読みたい
  • これから登山をしてみたい
  • 登山初心者だった自分を思い出したい

「山を渡る」の登場人物

 この漫画の登場人物は、6人です。新入生3人と先輩3人です。登場人物が少ないのでとっつきやすい漫画になっています。

新入生

新入生はいずれも運動に縁のない生活を送ってきた女子たちです。だんだんと逞しくなるはずです。

南部 真菜

メガネっ子。身体が弱くて積極的に運動してこなかったが、登山はノルマがないと聞いたので興味を持ち入部。

入間 聡子

おっかぱの黒髪。ゲーム好き。登山は、RPGのように冒険できると思い入部。

加賀 直美

ソバカス茶髪の子。本好き。植村直己の本に感化されて登山部へ入部。リュックに背負子を選ぶ渋い子。


先輩

先輩たちは相当のな登山家です。ザイル付けて岩登りもしています。

 草場 透(三年生)

 イケメン。優しい人。もともとはボルタリングをしていたらしい。

 金田 良雄 (三年生)

 眼鏡男子。いかにもな山男。ごっつい。ツッコミ要員。じゃんけんに弱い。

 黒木  世都子 (二年生)

 先輩の中では紅一点。元気ハツラツ!!岩登りがうまい。


「山を渡る」の魅力

 「山を渡る」は、何よりも登山の魅了を余すことなく漫画にしています。登場人物の登り方や風景が作者の画力によりかなりリアルに描かれてます。なんというか歩き方もそうですし、リュックや雨具の汚れ具合が生々しいです。

 それでいて山の広大なところは見開きでドカッ!!と描かされています。読んでいるだけで山に登りたいってなります。本当に感心する描写かと思います。登山してない人であればこの漫画を読んで登山してみようと思ってしまうかと。

 私もこの本を読み返した週末は確実に登山しています。登山できない週に読んではいけない漫画です。

 さらにさすがHARUTA系というべきかマンガをマンガ的表現しています。HARUTAは、森 薫の「乙嫁語」など緻密な絵とマンガ的な面白さが詰まった高クオリティマンガが連載されている雑誌です。当然ながらこの「山を渡る」も高クオリティとなっています。

 というところで、山好き人は「山を渡る」を読んで山のリアルを楽しみ、登山未経験の方は「山を渡る」を読んで山へくりだしましょう。

Moutain-times

30代会社員登山家。2015年より登山をはじめ、登山歴5年。 神奈川県出身との縁で丹沢を中心に登山する。 年に数回は長野、山梨へ遠征登山を行う。 2020年は剣岳、五竜岳登山が目標。

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