丹沢

【甲相国境尾根】西丹沢VCから山中湖(高指山)へ日帰り縦走した

 こんにちは。西丹沢ビジターセンタから畦ヶ丸山を経由して山中湖の真横にある高指山まで日帰り縦走しました。富士山にだんたんと近づきながらの縦走はとても気持ちよかったです。実はこのコース1年前から感がえていたのですがやっと実現できる運びになったコースです。

 このコースは、甲相国境尾根と呼ばれる神奈川県と山梨県との境界の尾根となっています。県境を歩き続きけるコースです

 ただ距離はあります。全長は21キロ。標準コースタイムは11時間のところを8時間程度で歩ききることができました。通過した山は10に及びました。

このコースの特徴

・全長20キロオーバーのロングコース

・標高差は少ないが細かいアップダウンが遠い

・途中で山小屋や水場はないため水分量に注意

今回のコース

通過する山の数が多すぎるので主要な山のみ記載します。

西丹沢ビジターセンタ0 ⇒ 畦ヶ丸山 ⇒ 城ヶ尾山 ⇒ 菰釣山(こもつるし山) ⇒ 高指山

コースタイム:8時間25分(休憩込)

総距離:21.3Km

累積標高差(上り):1985m

累積標高差(下り):1538m

 山の高さは、1100メートルから1300メートルの山々です。山の高さは均一で大きな標高差は少ないのですが、山の数が多い分 小さなアップダウンが非常に尾かったです。

このコースの注意点

 ロングランコースということもあり注意点を3つ記載します。

  • 山小屋はなく避難小屋のみ。(飲食物は自分で運ぶしかない)
  • 人がいない。(3月晴天の休日で会った人は5人程度)
  • エスケープルートがあまりない。(道志村へ下山できますが公共交通機関があまりません)

 こちらのコースは、「山小屋なし」「人なし」「エスケープルートなし」の3なしのコースです。初心者方にはあまりお勧めしません。また夏も暑すぎて厳しいです。コースタイムと日照時間を考えると初秋か春が望ましいです。

  ただ”3なし”ゆえの静かな山行を楽しめる点は非常に魅力的です。東丹沢は一年中人だらけとは大違いです。

西丹沢ビジターセンターから 城ヶ尾山 まで

 まずは西丹沢ビジターセンターから中間地点となる城ヶ尾山を目指します。間には畦ヶ丸山があります。コース全体で考えると畦ヶ丸は、縦走する尾根に乗っかるためのアプローチとなります。

 2020/3/20西丹沢ビジターセンターを出発します。果たして山中湖までほんとうに行けるか心配です。この日は雲一ない晴天です。ただし風が強い予報です。

西丹沢ビジターセンター

 西丹沢ビジターセンタ裏側の橋を渡り出発です。

河内川を渡る橋

 まずは沢を登ります。畦ヶ丸山までの沢には丸太橋が多く、何度も渡渉しました。この沢の水は、とても綺麗で縦走ではなく、このあたりでピックニックした方が良いのでは?と邪念が浮かびます。しかし、邪念を捨てて前へ進みます。

畦ヶ丸への沢

 沢を1時間ほど歩くと土の登山道へ切り替わります。このあたりから本格的な登り。

畦ヶ丸へ向かう登山道

 しばらく登ると尾根へ到着です。尾根は痩せてるところが多かったです。尾根は樹木が多くあまり眺めがよくありません。

 尾根に出てから30分で畦ヶ丸へ到着。

畦ヶ丸山頂

  畦ヶ丸 までの詳しい道のりは以下の記事を参考にしてください。

 本当はここで休みたのですが時間がないので先に進みます。標準タイム11時間を8時間で抜けることを考えるとどうしても時間が気になってしまいます。

 畦ヶ丸山からは更なる痩せ尾根です。痩せ尾根をスルスル下ります。

畦ヶ丸から山中湖登山道

 少し下ると「モロクボ沢の頭」にでます。ここは加入道山へ向かう道との分岐です。椅子があるので眺望もあまりない山です。山中湖方面は 城ヶ尾山方面 のため、ここでも休まずにそちらへ向かいます。

モロクボ沢の頭

 この後は細かい登りの繰り返しです。尾根自体はとても広く歩きやすいみちです。写真だと迷いそうかもしれませんが、実際は明瞭な道になっています。

モロクボ沢の頭からの尾根

 50メートル、100メートルと下っては登ってを永遠と繰り返します。一つ一つは小さくても数が重なると足にきます。

モロクボ沢の頭からのアップダウン

 歩き出して3時間30分で城ヶ尾山到着です。山頂は結構広めです。ゆっくりするのに丁度よさそうな感じです。山頂からは道志方面が眺めることができます。富士山は木に隠れていました。

城ヶ尾山山頂

 この山はまだまだ半ばです。お昼ご飯のサンドイッチを食べてすぐに次の山へ向かいます。

城ヶ尾山 から 菰釣山へ

 城ヶ尾山 から 菰釣山の間は、道の駅道志に向かうためのエスケープルートがあります。エスケープルートですがエスケープしても公共交通機関がない微妙な感じ。エスケープできないエスケープルートです。

 菰釣山までは、樹木の登山道です。やはり歩きやすい。いや走りすいです。時間が不安で走れるところはもう走りました。精神的に走らねば感が非常に強かったです。町中のアスファルトの時間と比較すると走りやすい。

城ヶ尾山からの尾根

 とにかく小走りです。でも、だんだんと脚が悲鳴をあげてきます。つらい。

 途中で 菰釣山避難小屋発見。中を拝見したところとても綺麗でした。これなら宿泊しても良い感じ。本当は休憩したかったけど、そんな時間もありません。

菰釣山避難小屋

  菰釣山避難小屋 からガッと170Mほど登れば 菰釣山山頂です。避難小屋からか結構登ります。

菰釣山避難小屋から菰釣山へ

  菰釣山 山頂の眺めは格別でした。ついに山中湖がみえました。富士山も見えます。綺麗です。山中湖がみれて一安心です。(写真の富士山手前が山中湖)

菰釣山山頂
菰釣山からの富士山

 しかし、山中湖まではまだ7キロくらいある模様です。まじかよ。この時点で時刻は13時45分くらいでした。個人的には結構あせりました。ここでストックを投入。足を休めつつペースを上げます。

菰釣山から高指山へ

ラストスパート(ただし7キロ)の菰釣山から高指山への縦走。かわらず地味な上り下りで体力を削ってくれます。

途中からは完全に足が疲れ果ていました。ストックの力で小走りを続けます。4つ足の動物気分。

登山道自体は歩きやすいのが非常に助かるところです。コースは明瞭で、しっかりしたふみ跡もあります。

菰釣山からの尾根

 でもやはりアップダウンは疲れる。巻き道ないのかな?と目が自然と探しますが、そんなものはありません。現実は厳しい。

菰釣山からの階段(つらい)

 途中の大棚ノ頭あたりには大きな鉄塔があります。ひさびさにみた文明の機器です。車のエンジン音も聞こえます。段々市街地に近づいています。ゴールが近いぞ!!

菰釣山付近の鉄塔

 鉄塔の後にしばらくしたら急な階段があります。横に鎖もあります。疲れた足に階段はつらい。落ちるかと思った。

 このあたりから太ももの内側がもう無理ですと言い続けてました。いつ太ももがツルのかビクビクしながらの山行です。それでも小走りしました。走らなければバスに間に合わない。

最後の階段

急な階段を突破した後は、平坦の道です。平坦な道大好きです。

幅広く歩きやすい尾根

 そして、高指山直前の富士岬平に出るとドーンと山中湖と富士山が見れます。もはやゴールではないか?と思える雰囲気です。ここから市街地降りてもよくないか?と思います。しかし、丹沢で一番山中湖に近い高指山はまだ先です。最後のひと踏ん張りです。

富士岬平

  富士岬平 からラスト800メートルを歩くと高指山です。当然ながらこの山からも山中湖畔と富士山がもちろん見れます。疲れがぶっとぶ眺めです。

高指山
高指山からの山中湖

ここで一旦のゴールですが、下山がまっています。ここから山中湖湖畔にあるバス停まであるく必要があるのです。

高指山からひらいバス停へ

高指山 から一番近い最寄りのバス停は、ひらいバス停です。このバス停からは、富士急 ふじさん駅やもとより、高速バスで新宿まで行けます。

 というところで”ひらいバス停”を目指します。

高指山から草原へ

 まずは草原を歩きます。10分ほど草原をあるくと別荘地帯へ出ます。あまり人の気配がありません。

高指山付近の別荘

 さらに少し歩くと舗装路にでます。このあたりも人のいる感じはしません。夏の時期じゃないからかな?この舗装路から20分ほど歩いて”ひらいバス停”です。

高指山別荘街

 ”ひらいバス停”は山中湖の中心地のひとつで綺麗なバス停でかつトイレもあります。さらになんとセブンイレブンもありました。ありがたやコンビニエンスストア。文明社会万歳!!

ひらのバス停

 これにて全長21キロの登山の終了です。ほんと疲れました。チャレンジする際は、時間との戦いになることを意識しましょう。

Moutain-times

30代会社員登山家。2015年より登山をはじめ、登山歴5年。 神奈川県出身との縁で丹沢を中心に登山する。 年に数回は長野、山梨へ遠征登山を行う。 2020年は剣岳、五竜岳登山が目標。

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